2023.08.15
ビギナー原チャレ 〜琵琶湖チャレンジ〜

こんにちは、中尾です。
先日、久しぶりのビギナーツーリングに行ってきました。
今回の目的は琵琶湖の湖畔にあるオシャレカフェでランチを食べること。
ついでに大津の代表的な観光スポットの三井寺と近江神宮へも行ってきました。

ビギナーツーリングのスタートはいつも通りの技研オート前から。
今回の参加者は10名で全員カブ。
カブに限定した訳ではないのですが、クロスカブ4台、スーパーカブ4台、ハンターカブ2台になりました。

163号線を東へ進んで四条畷へ。
休日の午前中は車が少なくて、ストレス無く走れます。

くろんど池公園を抜けて北上します。
くろんど池には左右を池に挟まれた細い道があり、欄干などが無いので気を抜いたら落水してしまいそうですが、ここでしか味わえないスリルと景色があります。

景色の綺麗な宇治川ラインを北に進めば琵琶湖はもうすぐそこ。

一つ目の目的地に着きました。

ここは、近江八景の1つである「三井の晩鐘」で知られる『三井寺』です。
686年に建立したと言われており、実に1340年もの歴史のある凄いお寺です。
歴史のあるお寺なだけあって、国宝や重要文化財がたくさんあります。

まず入り口の仁王門は天台宗の古刹常楽寺の門で、 後に豊臣秀吉によって伏見に移され、慶長六年(1601)に徳川家康によって現在地に建てられたと言われています。
これだけでも、誰もが知る秀吉や家康が関わった凄いお寺という事がよく分かります。
仁王門だけで歴史ロマンを感じます。
もちろん重要文化財です。

しかし、予備知識の無い私達。
この時点で『この門、すげ〜古り〜な!』くらいにしか思っていません。
上部だけの感動で先へ進みます。

見えてきたのは、一際大きな建造物の金堂。
遠目から見ても相当大きく、造りから歴史のある建物だという事が分かります。

階段を登り、近づいてみます。

正面から見ると、更に凄い建物というオーラが出ています。
こちらの建物はなんと、豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので、桃山時代の1599年建立です。
本尊の弥勒菩薩もここに安置されています。

ただ、ここでもまだ三井寺の凄さに気付いていない我々は、三井寺鐘みくじに興味が移ってしまいました。
このおみくじは鐘の中から鐘型のカードを一枚引いて、近くの水場で清めると番号が浮き出て、その番号を伝えるとおみくじの結果が貰えるというもの。

引いて。

浸けて。

番号を伝えると。

おみくじの結果がもらえます。
『結果は内緒です。』

おみくじを引くと三井寺の景色を描いた絵札が貰え、おみくじの番号の数と同じだけの絵札の種類があります。
絵札の種類はなんと100種類。
コレクターには堪らないおみくじですが、フルコンプリートは相当困難を極めます。

こちらが近江八景のひとつである三井晩鐘。
こちらは桃山時代(慶長七年 1602年)に作られた鐘です。
近江八景に選ばれるという事は当時の人たちに愛されていた鐘だという事ですが、そんな鐘を現代でも見れるというのは凄い事です。

三井晩鐘を見た後は金堂の中へと入ります。
金堂の中は撮影禁止で写真はありませんが、平安時代や鎌倉時代の仏像がたくさん安置されています。
1000年ほど前に造られた仏像を目にする事が出来るのです。
この辺りでようやく予備知識の無い我々も三井寺の凄さに気づき始めました。

次に向かったのが一切経蔵。

中に入ると凄い趣を感じます。
それもそのはず、室町時代に造られた物だそうです。

こちらは一切経を収める書庫という事ですが、まず一切経が何か分かっていません。
後に調べたら、一切経とは仏教のすべての典籍を集録したものだそうです。
この中に仏教の教えが全て入っています。

天井には何か絵が描かれていた痕跡があります。
歴史を重ねた建物の迫力に圧倒されてしまいました。

そして最後は弁慶鐘。
こちらは奈良時代に作られたと言われており、今から1300年以上も前に作られた鐘です。
弁慶鐘の名の由来は山門との争いで弁慶がこの鐘を奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると ”イノー・イノー”(関西弁で帰りたい)と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといい、その伝説から弁慶鐘と言われています。
鐘についている傷はその時のものと言われています。

三井寺には他にもたくさんの重要文化財や国宝があり、見るべきものはいっぱいありますが、カフェの予約の時間が迫ってきたので泣く泣く三井寺を後にします。
三井寺のHPでは建物の中をVR拝観することも出来るので、三井寺の凄さを覗いてみてください。

今回ランチをいただくのはHashing Dinerさん。
琵琶湖の湖畔にあるオシャレカフェです。

店内からは琵琶湖の素敵な景色が一望出来ます。

全員の料理が揃ったところで、いただきま〜す。

最も人気が高かったのがローストビーフ丼。

厚切りのローストビーフに卵黄がのっています。

こちらは温泉卵ハンバーグ。

お店の雰囲気、ロケーション、料理の味、どれもとても満足いくものでした。

食事の後は琵琶湖で集合写真を撮ることに。
せっかくなのでジャンプした写真を撮ろうとなりましたが、中々揃いません。

何度撮っても誰かが飛べば、誰かが飛んでない写真になります。
『ダメだこりゃ!!』
ジャンプ写真は何度やっても成功しませんでしたが、楽しかったのでヨシッ!!

次は近江神宮へ。

ここ近江神宮は映画“ちはやふる”のロケ地になった場所です。
鮮やかな朱色の楼門が印象的です。

あの広瀬すずちゃんも同じ景色を見ていたことになります。

近江神宮が祀っているのは百人一首かるたの祖と言われる天智天皇で、かるたの殿堂と呼ばれることもあるそうです。
近江神宮が出来てから今年で83年だそうです。
昭和に出来た意外と新しい神社でした。

では、なぜ天智天皇が百人一首かるたの祖と言われるのか。
『秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ』
それは、この百人一首の最初の歌が天智天皇の歌だからです。

ゆっくりと近江神宮を堪能出来ました。

帰りは下鴨大津線で山越えをして、京都市内へ向かいます。

山越えの途中、大津市内を一望出来るところがいくつかありました。

山を越えると京都市内です。
この日は祇園祭の山鉾巡行の日で市内中心部には近寄れませんが、折角なので京都っぽい所を経由しながら帰ろうという魂胆です。
こちらは高野川。
この場所から少し南で高野川と加茂川が合流して鴨川になります。

こちらが下鴨神社。

こちらは加茂川。
加茂川沿いのこの道は加茂街道と呼ばれています。

そしてこちらが嵯峨鳥居本伝統的建物群保存地区と呼ばれる所であだし野念仏寺へと続く道です。

先へ進むと有名な鮎茶屋の平野屋さんがあります。

平野屋さんの手前を曲がると車通りの少ない山道になります。

森の中を通るので夏は涼しく走れる快走路です。

保津峡駅と保津川が見えます。

山道を抜けると亀岡です。

最後にガレリア亀岡でお土産休憩。

めちゃくちゃ暑かったので、かき氷屋さんへ自然と吸い込まれました。

真夏のツーリングでのかき氷は格別です。
道の駅でゆっくりと涼んだ後、帰路につきました。
ビギナーツーリングは毎回、10名の定員で行っております。
すぐに定員に達することもありますので、参加希望の方は事前にスタッフまでお声かけ下さい。
次回もお楽しみに。

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