2019.12.05
原チャレ 〜名古屋チャレンジ〜

こんにちは、中尾です。
突然ですが、日本で難易度の高い山のトップ3はご存知でしょうか!?
登山の好きな方ならご存知ですよね!? 答えは剣岳・北岳・甲斐駒ヶ岳です。
では、名古屋で最も難関と言われている山はご存知でしょうか!?
そう、答えは毎日遭難者が絶えないという伝説の山、ご存知“喫茶マウンテン”です。
ここは、とんでもないメニューで有名な喫茶店で、巷ではここへ来ることを“登山”と言い。
ここでの食事を完食することを“登頂”、食べきれずに残してしまうことを“遭難”と言うそうです。
名古屋といえば独自の喫茶店文化を築き、喫茶店のメッカと言われていますが、そんな名古屋の中でも最も有名な喫茶店として全国に名を轟かせている魔境です。
果たして名古屋で最も難関な山とはどんな所なのか、一体どんな物が出てくるのか。
今回の原チャレはそんな“喫茶マウンテン”を登山初心者の原チャレメンバーで調査してきました。

今回の目的地は名古屋ということで、片道170kmと近い?ので午前5時集合です。
今回も平日だというのに9人もメンバーが集まりました。
吉野家で朝食を済ませて、いざ出発!!

夜明け前からのスタートでしたが、宇治周辺で空が明るくなってきました。
山あいに入るにしたがって気温も下がり、スタート地点で15度あった気温はやがて2度まで下がってしまいました。

あまりの寒さに絶えきれず、コンビニに緊急ピットイン!!

ある者は凍えながら温かいカップラーメンをすすり、冷え切った体を温めます。

またある者は靴下を購入し、靴下に靴下を重ねてW靴下で足下を温め

そしてまたある者はのDVDパッケージ(お色気PTA会長と悪ガキ生徒会)を拾って下半身をアツくします。

心も体も温まった所で再出発したら、物凄い濃霧に包まれてしまいました。

あまりに凄い濃霧だったので、次の休憩ポイントに着く頃には山ちゃんが宇宙飛行士みたいになってしまいました。

2回目の休憩はここ“道の駅 奥永源寺渓流の里”。
閉校した中学校の校舎が再利用されて使用されており、個性的な建物です。
自然が多く、この時期は紅葉が綺麗でとても癒される素敵な道の駅です。

道の駅の建物内ではこの辺りに住む魚が飼育されており、イワナやアマゴなどの清流の魚が多数展示されていました。

寒いのでついつい温かいコーヒーを休憩の度に飲んでしまい、カフェイン効果ですぐにトイレに行きたくなってしまいます。
なので、今回は休憩多め。

スタートしたと思ったら、またトイレに行きたくなり緊急ピットイン。

なんだかんだ4回も休憩を挟んで、ようやく目的地の“喫茶マウンテン”に到着しました。
看板には恐ろしくも巨大な山が聳えたっています。

意外にも建物は北欧風のお洒落な造り。
一体この建物の中でどれ程の挑戦者が遭難したのでしょうか・・・。

恐る恐る中へ入ってみます。

中は一見普通の昭和風の喫茶店といった感じ。
店内は既に沢山の挑戦者で溢れていました。

入り口にはオススメメニューでしょうか、メッセージボードにこれでもか!と言わんばかりに貼り付けられています。
スカルドリンクとは一体どんなドリンクなんでしょうか、そしてそこに書かれる“一度きり”とは何を意味しているのでしょうか。
入り口の次点でもう既にパンチ食らわされた気分です。

席に案内されてメニューを開くと、全くどんな料理か想像すら出来ないモノがありすぎて戸惑います。

とりあえず注文を済ませ、心を落ち着かせて料理が到着するのを待ちます。
さぁ、見せてもらおうか!マウンテンの頂とやらを!!

しばらくすると、割り箸にお碗にお玉が用意されました。
な、なんだ!このお玉のサイズは!!
私が注文したのはスパゲッティだぞ!?
心が掻き乱されます。

そして続々と料理が届き始めました。
こちらは今回のメンバーで最もヤングな田中くんが注文した“オムハンライス(赤)”。
なんだ、普通じゃないか!!めちゃくちゃいい匂いが漂っている!!
殺人的な料理が出てくるのかと思いきや、普通にクオリティーの高い料理が登場しました。

オムライスを破ると、そこには隠れハンバーグ。
子供も大人も大好物なオムライスとハンバーグを足し算してしまうとは、この喫茶店タダモノではないな!!

こちらはヨッシーが注文した“高菜ピラフ”。
パラパラに炒められた高菜ライスにベーコンの組み合わせと口直しの福神漬けのパーフェクトディッシュ!!
もしかして、遭難者続出は幻か!?

これなら全員登頂確実か、そう油断していると噂のアレがやってきた。
“甘口抹茶小倉スパ”です。

スパゲッティの麺に抹茶を練り込み、モリモリの生クリームとあんことフルーツをのせた喫茶マウンテンの看板メニュー。
食べなくても分かる、コイツは確実に甘いぞ!!

さらにこちらも噂の“しるこスパ”。
一人鍋サイズの鍋にしるこがたっぷり入っており、そこにスパゲッティをブチ込むという豪快さ。
四角く見えている白いモノは全て餅で、センターにはトドメにあんこがトッピングされています。

さぁ、これで全員の料理が揃いました。
あとは頂上目指して駆け上がるのみです!!

“オムハンライス”を食べる田中くんは余裕の表情。
味は非常に美味しいという事で、問題は胃袋のキャパのみ。
ケチャップライス×ケチャップの単調な味が後々に響いてきそう。

“高菜ピラフ”のヨッシーも“めちゃくちゃ美味い”と余裕の表情。
しかし、こちらもボリュームが尋常ではない。
福神漬けでうまく味変しながらの戦いだが、福神漬けマネージメントを失敗すると簡単に滑落してしまいそうだ。

そしてこちらが“甘口抹茶小倉スパ”組。
スタート直後から既に顔色が怪しくなっています。

キノッピも全くペースが上がりません。

こちらは“しるこスパ”組。
あぁ、もう無理そうだ・・・。

しるこの味はいい、しかしそこにブチ込んである太めの麺がスタミナを奪う。
しるこ=糖・あんこ=糖・麺→炭水化物=糖・餅→炭水化物=糖、明らかに糖尿病に近づいていくのがわかる。
健康をとるか、栄光をとるか・・・。
そして結果は!?

登頂!!

登頂!!

登頂!!

登頂!!

登頂!!

遭難!!

遭難!!

遭難!!

遭難!!
やはりマウンテンの壁は高かった!!
9人中5人登頂で4人遭難する結果となりました。
しるこスパ組は全滅、甘口抹茶小倉スパ組は1人遭難とやはり甘口系は遭難率が高くなる傾向があるようです。
全員生還は叶いませんでしたが、5人登頂したというのは素晴らしい結果ではないでしょうか。

なんと今回登頂に成功した最もヤングな田中くんは、遭難者の“しるこスパ”まで平らげました。
なんというヤングパワー!!

そして甘さに疲れた私達はお口直しにコーヒーを頼みました。
この甘ったるくなった口の中を1秒でも早くリセットしたい!!もう正直リバース寸前!!
すると、なんという事でしょう。

カップケーキが付いてきました。
Fu○k!!!

“泣きっ面に蜂”とはこういう事をいうんですね。
私達以外の挑戦者も甘口スパ系は遭難者多数でした。
しかし、驚いたことに訪れているのは若者だけではなく、高齢の方も多数来店していました。
ブッ飛びメニューで有名なお店ですが、ブッ飛びメニュー以外のポテンシャルも高く地元の方に愛されている印象でした。
最後に名物の看板の前で記念撮影をして大阪へと向かいます。

喫茶マウンテンに向かう途中に立派な鳥居があって気になっていたので、帰りには多度大社によりました。

元々、今回のツーリングはあまりに今年のツーリングの雨率が半端なかったので、パワースポットである和歌山の那智大社に行ってパワーをもらってくる予定でしたが、台風や大雨の影響で予定していた道が通行止めになってしまったので、喫茶マウンテンに変更しました。
なので、那智大社の変わりに多度大社でパワーをもらう事にします。

なんと驚いた事に神社の中に立派な白いサラブレッドがいてました。

どうやらここでは“上げ馬神事”と言って、こちらの坂というかほぼ壁ですが、この坂を人を乗せた馬が駆け上がり、駆け上がれた頭数で豊作や凶作を占うそうです。
上から覗くと、ほんとにこんな所を駆け上がれるのかというような急坂です。

手水を行い、早速本宮へと向かいます。

多度大社は多度川と多度山の間に建てられており、自然が豊富で非常に気持ちのいい所。

木々の緑と歴史を感じる建物に深い趣を感じます。

こちらが多度大社の最奥にある本宮。
一際荘厳な雰囲気に包まれ、ここが神域であることを肌で感じます。

全員で神様に挨拶をして、お願い事をしてきました。
基本的には旅の安全と好天祈願です。

こちらは別宮。
失礼な話ですが、予定外の参拝だった為下調べをしていないので、この時点では誰もどんな神様か分からないままお願い事をしています。

後から調べて分かった事ですが、ここは北伊勢大神宮として『お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば方参り』と言われてきた古社で、商売繁盛と雨乞いの神をお祀りしているそうです。
ん!?雨乞い??
いやいや、今年のツーリングでことごとく雨に打たれ続けてきたのに、何も知らずにバカみたいに雨乞いしてしまっていたようです。
これで来年のツーリングも楽しくなりそうですね!?
この名古屋チャレンジを最後に今年の原チャレは全て無事終了しました。
来年もさらにパワーアップして色々な所に行きたいと思っております。
次回もお楽しみに。

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