2018.08.19

原チャレ〜九州チャレンジ・前編〜

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こんにちは、中尾です。

原チャレを結成してから約1年半、原付二種限定の非現実的な超長距離ツーリングを目的としたグループで、その楽しさを共感しあえる仲間と共に色々な場所へ行ってきました。
尾道・鳥取・淡路島・金沢・伊勢・三田・琵琶湖と回数を重ねる度に、忘れられない素晴らしい思い出を得ることが出来ました。

そして今回、一生に残るとっておきの思い出を作る為に本州から離れ、我々が憧れていた“九州弾丸ツーリング”に行って来ました。

当店は基本的に水曜日しか休みが無いので、火曜の夜に出発して水曜日1日走り回り、木曜日の早朝に帰って仕事するという弾丸ツーリングです。

今回は素敵な思い出を出来るだけ多く見てもらいたいので、写真多めの前編・後編の2部構成でお送りします。
さて、どんなツーリングになったのでしょうか。





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PM6:00

突き抜けるような青空の下、大阪・南港発/九州・別府行きのフェリーさんふらわあに乗る為にATC前にやって来ました。

天気予報ではツーリングの間、ず〜っと晴れが続く予報。

日頃の行いが表れていますね。



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目の前には今から我々が乗船する巨大なフェリーが停泊しています。

“今からこの船に乗って九州に行くのか・・・”

フェリーを目の前にして急に実感が湧いて来ました。

この瞬間、私だけでなく皆同じ気持ちになったはず。

いつも以上に全員の口数が多かった様な気がします。



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『別府行』このたった三文字がどれだけ僕たちの感情を高めたことか。

乗船手続きを終えて、『別府行』の乗船案内を愛車に取り付けた瞬間から、我々はこの船に乗る権利を手に入れました。

いよいよ、乗船です。



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若干の緊張をしつつ、これから起こる全ての事に期待を込めて船に乗り込みます。



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今回のメンバーは総勢8名!!。っというか部屋の都合上、先着順8名限定にさせてもらいました。

まずは全員でデッキに上がり記念撮影。

いい大人がただフェリーのデッキに上がっただけで、とてもワクワクしています。



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しばらくすると、エンジン音と振動が次第に大きくなってきました。

ついに九州に向けて出港です。



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デッキから見る空は感動するほど綺麗に焼けていました。

明日はいい日になりそうです。



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部屋は4名貸切タイプのツーリストベッドを2部屋貸切ました。

これで遠慮なく夜も楽しめそう。


“ハングオンしよ!ハングオンしよ!!”


見て下さい、このハシャギっぷり、もはや修学旅行生です。



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部屋は二段ベットが二つに靴を脱いでリラックスできるフローリングの床スペース少々。

決して大きな部屋ではありませんが、この1部屋に8人全員集まり、みんなでご飯を食べたり、お酒を飲んだり、トランプで大富豪したり、大盛り上がりで1日目の夜を終えました。

さんふらわあ船内はキレイで設備も整っており、お風呂なんかも意外と快適で本当に気持ちよく過ごすことが出来ました。



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次の日の朝、東の空に太陽が登り始める頃に目が覚めました。

いよいよ、九州は目の前です。



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AM7:00

遂に待ちに待った九州上陸の瞬間。

非常に胸が高まります。

記念すべき原チャレ初の九州ツーリング幕開けです。



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“きゅうしゅう〜じょうりく〜!!!”



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“いえ〜い!!”

今日1日は後悔の無いように存分に九州を楽しむつもり。

とりあえず目的地は阿蘇山、阿蘇目がけてひたすら走ります。



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さすがは温泉天国!!
走り出してすぐ、そこら中から湯気が上がっている光景に遭遇。

日本の総源泉数の10分の1を占める別府の凄さを体感しました。

“あ〜温泉入りたい!”



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“ぼ、坊主地獄!?”

別府の観光地についての予備知識の無い僕達には名前のインパクトが強すぎます。

後から検索して納得、そうゆう事なのね。



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“気持ちいい〜!!”

別府の街を抜けると風景がガラリと変わり、自然豊かな気持ちいい田舎道になりました。

静かな田舎道にミニバイクのエンジン音が響き渡ります。



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“由布〜〜!!”

気がつくと、すぐ横には『豊後富士』と呼ばれる由布岳。

独特の山の雰囲気と景色で“九州に来たな〜”と思える風景です。



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空気は美味しいし、景色は最高だし、カラッとしていて涼しいし、こんな中をバイクで走れるのは本当に幸せです。

上陸してから約20分で、もう満足出来そうなくらいの充実感。

緑のいい香り(時折、牛の香りも...)がヘルメットの中に広がります。



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別府の街中を抜けると、信号の殆ど無いこんな感じの快走路が延々続きます。

大阪にも信号のない快走路はたくさんありますが、九州はやっぱり景色が全然違う。



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こんな壮大な景色の中を走れるんですから、九州弾丸ツーリング病みつきになりそうです。

毎年恒例のツーリングにしようかな。



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1回目の休憩はJR由布院駅。

建築家・磯崎 新さんが設計した駅舎で、一度来て見たかった所です。

礼拝堂をイメージして設計された駅舎は木造黒塗りで、由布院らしさを感じるデザインに心惹かれます。



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ホームの案内板も木造で、大きくひらがなで『ゆふいん』って書いてあるところがオシャレですね。

街中の『ゆふいん』の文字も『由布院』で書いてある所もあれば、『湯布院』って書いてある所もありました。

後に地名を調べるとこの辺りは由布市湯布院なんですね、ややこしい。



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1時間に1〜2本しか電車が来ないので、残念ながら電車は見れませんでしたが、ゆっくりと由布院駅を楽しみました。



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せっかくなんで、九州上陸後第一回目の集合写真。

いい記念写真になりました。



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由布院駅を出発してすぐに『やまなみハイウェイ』に入りました。

そう、九州行った人の大半がだいたい話の中に盛り込んでくる、あの『やまなみハイウェイ』です。

かくいう私も過去に2度九州にツーリングに来ているので、何度得意気に『やまなみハイウェイ』と言ったことか。



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でも、やっぱり言いたくなるんです『やまなみハイウェイ』。

こんなに素晴らしい道なんですもの。

九重連山に向かって延々と真っ直ぐ伸びるこの風景なんて、北海道にも負けないんちゃいますか!?

北海道行ったことないから知らんけど。



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今回はそんな『やまなみハイウェイ』をひたすら南下し、阿蘇山を目指すゴールデンルートです。



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ここは九重連山と愛車を美しく撮影できる人気撮影スポットの長者原。

今回も愛車と九重連山のコラボレーションを撮影しているライダーがいました。

我々は先を急ぐので、心にこの素晴らしい景色を焼き付けて、泣く泣くスルー。



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三愛レストハウスでトイレと給油休憩。

それにしても原付二種は燃費がいいですね、全員50km/Lを上回っています。

すごい車両は70km/L超えの強者も。



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お土産屋さんはくまモン一色。

くまモンは熊本の枠を飛び越えて、もはや九州全体を代表するキャラクターなんですね。

ミネラルウォーターなんてくまモンの形になっていました。



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ここまで九州上陸から約70km。

阿蘇山はまだまだ遠い、先を急ぎます。



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三愛レストハウスを出てしばらく走ると、景色が大きく変わってきました。

辺り一面、木の無い草ばかりのこん盛りとした山の景色がずーっと続きます。

先の青い看板を曲がると有名な『ミルクロード』です。



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こちらが『ミルクロード』。

特徴的な山と時折見える牧場の風景が感動的。

この道を走れるだけでも九州に来た甲斐があります。



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こ〜んな素敵な景色の中を大観峰まで走ります。



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大観峰の駐車場に到着しました。

大観峰では展望台から阿蘇五岳を見るとお釈迦様の寝姿に見えると言います。

駐車場からでも素晴らしい景色が観れますが、展望台からは更に素晴らしい景色が見れるので、展望台まで歩きます。



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炎天下の夏場に登るには中々辛いものがありますが、いい景色を見るために頑張って歩きましょう。



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次第に今まで走って来た景色が見渡せるようになって来ました。



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“大観峰とうちゃ〜く”

“あれ〜!?”



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南の空気がガスっていて阿蘇五岳どころか、手前の景色も殆どの見えません。

“まっ!いっか!!”



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阿蘇山側の景色はほとんど見えませんでしたが、ここから見れる景色は素晴らしいものがあります。

これぞ九州!!っというような一面緑の広大な景色。

360°見渡せる大自然は感動的です。



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この素晴らしい景色で記念撮影。

大観峰は九州上陸から約90km。

ここまで来たら阿蘇まではもう少し。

後編へ続く。



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